私が向き合いたい社会問題とは。渋渋生11名が考える理想的な未来について、コーセーと共にサポート

株式会社コーセー
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取り組み背景

COLOR Againは今年4月より、渋谷教育学園渋谷中学高等学校(以下、渋渋)での社会貢献活動教育に抜擢され、自分と社会にとって理想的な未来について考え実行するプログラムを開始。COLOR Againのコンセプトの元、コスメのアップサイクルにとどまらず、参加する高校生一人ひとりの興味の領域や、気になる社会課題などを掛け合わせながら、理想的な未来を一人ひとりの視点から自由に発想していく活動をしています。(※12月中旬終了予定)

プログラムの中で、化粧品ができるまでのプロセスや、サステナビリティへの取り組みを学ぶことで、学生が考える理想的な未来を描く中でのヒントを得られる機会を作りたいと考えました。そこで、文部科学省が推奨するSTEAM教育にも力を入れ、次世代への教育啓発活動に積極的に取り組むことを掲げているコーセー様にお声がけしたところ、ぜひ協力したいとの嬉しいお言葉をいただき、学生向けの特別講座が実現しました。

本社見学での集合写真

COLOR Againの提供価値

COLOR Againは立ち上げから、さまざまな形で自身の感性に自信が持てる機会を提供し続けてきました。コスメには、自信やときめき、創造性など内面的な彩を与えてくれる力があると信じているからです。しかし、生活する中で一般的に触れる情報の中で、それらに気づく機会は残念ながら少ない。コスメの存在意義や社会的価値について世の中に伝えたいコーセー様に対して、渋渋生の社会貢献活動教育取り組みの一環で紹介する機会を提供しました。

また、コーセー様は中期ビジョンの中で、グローバル・ジェネレーション・ジェンダーが新たな鍵となり、性別や年齢に捉われない、アダプタビリティの考えに基づく取り組みを強化しています。学生の関心分野が、男女の偏見(特に容姿)/人間の開発による環境破壊と動物の絶滅危機/性別や固定観念に囚われた生き方/現代社会における心身共の健康…など多岐に渡る中、日本を代表する企業の取り組みを学ぶことは、学生にとっても刺激的な時間になりました。

そして、コーセー様としても普段、触れ合うことのない高校生とのやり取りのなかで、今後の開発のヒントを得るなど、両者にとって大変貴重な機会となりました。

取り組み内容

8月29日と9月26日の2日間で実施し、高校1、2年生の11名の学生が参加。第1回目はコーセー様研究所にて、メイクアップ製品を扱う研究員の方から化粧品の種類や使用目的に加え、研究領域や成分・製造方法・評価方法などの解説を行っていただきました。第2回目は本社にて、取締役 商品開発部長の堀田昌宏様から、雪肌精をはじめとしたサステナビリティやアダプタビリティに着目した商品開発の事例や手法をご紹介いただきました。

また、両日ともに学生とコーセー様社員による質疑応答の時間を設け、企業活動におけるサステナビリティ推進や、化粧品研究・開発の仕事、将来のキャリア形成などについて学生からの質問に回答したほか、今後の化粧品業界や化粧品開発に関する意見交換やディスカッションを行いました。

学生からの質問では、研究開発で出てしまうサンプルの量そのものを減らして、廃棄量を減らすことはできないのか?イエベブルベなどのパーソナル診断が流行する中、それらを意識した商品開発等はどのように行われたりいるのか?その一方で、パーソナルカラーに囚われない商品開発の可能性は?コスメの存在意義は何か?など、さまざまな視点から寄せられました。

コーセー様のサステナビリティに関する活動紹介

学生の声

“コーセーさんの沢山の方々が私たちのために、化粧品開発について詳しく説明して下さり、とても貴重な経験となりました。グループで取り組んでいるプロジェクトについても、重要な情報を得られたので有意義な時間にすることができました。”

 

“商品開発のお仕事は、たくさんの情報収集をして、実際に使ってみて、改良してを繰り返す、繊細で根気のいる仕事なのだなと思いました。しかし、交流会でお話してくださった方がコスメが好きということがとても伝わり、大変な分達成感があるのかなとも思いました。”

 

“コーセーさんは環境に対するアプローチも考えて商品を作っていて、さまざまな知識や視点が必要なのだなと感じました。もっと一つ一つの商品を大切にして、よく考えて買おう、使おうと思えました。”

関係者からの声

株式会社コーセー
経営企画部
コーポレートコミュニケーション室 広報課
村松 慎介 様

世界中の人々が今よりもっとハッピーに暮らせる社会になったらいいな、というシンプルな思いで、日々のコーセーでの仕事も私生活にも向き合っています。

今回、COLOR Againの取り組みに協力をさせていただいた中で特に印象に残っているのは、高校生の皆さんの熱量です。生活者視点での化粧品に対するものだけでなく、社会課題に対しての思いを強く持つ生徒さんが多いことに驚きつつ、彼女たちが創っていくこれからの社会に希望を持てました。

COLOR Againが掲げる「一人ひとりの可能性や多様性を尊重しあえる社会を」というメッセージは、今の社会においてとても重要です。これからも様々な取り組みを通して、化粧品の可能性、そして一人ひとりの可能性を広げ、より良い社会をつくっていかれることを期待しています!

PARTNER

株式会社コーセー

CREDIT

Project reader  / Planning  / Direction:伊藤 真愛美

Planning  / Direction:田中 寿典

Students:渋渋生11名

リリース by コーセー
レポート by FASHIONSNAP.COM
レポート by 週刊粧業
レポート by 日用品化粧品新聞(10月3日号13面)