取り組み背景
COLOR Againの記念すべき初めてのイベントは、プロジェクトの大義に心から共感してくださっている方と実施したい。そんな時真っ先に思い浮かんだのが小池さんでした。小池さんに初めてお会いした時、人を包むような暖かさを身にまとったような雰囲気、そしてこの方は自分の話をきちんと受け止めてくれている、そんな安心感を覚えた方でした。
SHEから美容に特化した新規事業「SHEbeauty」をローンチするというタイミングで、お互いの想いを共有した時[他者からの評価に囚われない自分らしい美しさを見つける。][コスメによる内面的な彩]など、いくつも互いに共感する所があり実施に至りました。
COLOR Againの提供価値
他者評価を気にしすぎている時、一度自分の心と向き合うことがとても重要です。「固定観念からの解放」を目指すCOLOR Againと「自分らしい美しさを見つける」ことを目指すSHEbeautyだからこそできることは何か?を起点にして考え、現在と理想(世界・個人としてのありたい姿)を描くワークショップを考案しました。
また、普段アートに親しみのない私たちにとって、いきなり絵を描くことは困難です。そこで小池さんからは、自分のありのままを受容する時間を過ごせるサウンドバスの体験を参加者の皆さんにも体感していただきたいと、サウンドセラピストのHIKO KONAMIさんをご紹介いただき、サウンドバス中の瞑想からのインスピレーションを紙に描くアート体験を実施しました。
取り組み内容
使わなくなったコスメや香水を持ち寄って、クリスタルボウルを始め様々な楽器から奏でられる音に心と身を委ねることで深い瞑想へと導くサウンドバスで自分の心と向き合い、感じたことをコスメから色材に変える「マジックウォーター」を用いて表現することで固定観念からの解放を目指すイベントを実施しました。
サウンドバスの音と共に思い出す記憶や見えてくる風景、アートという非言語な表現を心のままに描くことで、一人ひとりの中にある言葉では表現できない美しさがそこにはありました。描いた絵をグループ内にシェアした後、最初と同じ問いを出しサウンドバスの前後で変化はあったか、今できることは何かなど自分の気持ちと向き合うことで、自分なりの考えを自信を持って発表する参加者の姿が印象的でした。
参加者の声
個人の想いが社会を変える力になると信じるCOLOR Againは、SHEbeautyの会員だけではなく、プロジェクトに賛同いただいた企業の方々にも参加いただき、社会的なロールに囚われず、一ひとりの「人」としての想いに向き合う共創の場を生み出しました。
“学校関係者です。自分の悩みの所在が分からず、日々漠然とした不安を抱えている子どもが多くいると思います。ぜひ学校現場にこの企画が還元されればと考えました。なんらかの周知を関係者にできればとおもいます。”
“今の自分に足りないものを考えるだけではなく、あるものに目を向けられるようにしようと思いました。”
“何かを成し遂げようとするときに、思い入れが強いあまり肩肘を張ってしまうことが多いのですが、頑張る自分を抱きしめてあげたい気持ちになりました。また、沢山の色に触れることは心が豊かになると思いました。”
“現状を難しく考え過ぎたり、理想に固執するゆえ視野が狭くなっていたことに気付いた。同じ悩みを持った人には、話を聞いてあげることや違う視点をシェアすることがすぐ出来ることかなと思います。”
“誰に強要されたわけでもないのに、もっとこうしなきゃと焦ったり自分自身に強迫観念を植え付けてたように思いました。もっと自分に余白を与えてあげたいなと思いました。”
参画企業からの声
PARTNER
SHE株式会社
CREDIT
Project reader / Planning:土屋有未
Planning support:森 啓子
Planning:小池 彩加
Direction:伊藤 真愛美
Lecture / Direction:田中 寿典
Photographer:鎌田 淳生
Guest:HIKO KONAMI
Sponsorship:マルマン株式会社