試着待ち時間を自分と向き合う時間に。MURRALのお客さまへの想いを形にした、特別体験を提供

株式会社CEORY
https://color-again.com/cms/wp-content/uploads/2023/01/スタジオセッション11-13985-1006x671.jpg

取り組み背景

COLOR Againの発起人である伊藤が、友人を通じて出会ったMURRAL。MURRALの服は、失われていく可能性のある日本の技術を守りたいという想いから、日本のアパレル縫製工場で製造されています。

日本の技術が生み出した洗練された刺繍。出会った当初はその世界観に圧倒され、憧れのブランドでしたが、歳を重ねるにつれ徐々に自分らしい服として身に纏うような感覚になっていきました。

MURRALのファンになった伊藤は、COLOR Againを始めて間もない頃に取り組みについてご紹介し、役目を果たせずに捨てられてしまうコスメ達にも、新たな可能性があることに興味を持っていただきました。

今回、MURRALの22年秋冬コレクションのコンセプトが「GRADATION(感情の移り変わり)」であること、COLOR Againが大切にしている自分自身の美を再発見することやコスメの色材が彩るキャンバスのイメージと合致し、今回ホリデーシーズンの試着会で待ち時間にお客様へ体験していただくこととなりました。

COLOR Againが意識したこと

両社の想いが重なる部分は何か?そしてMURRALのブランドコンセプトが伝わるメッセージは何かを意識し、COLOR AgainとMURRALの想いを込めたメッセージ開発と体験設計を行いました。ブランドが大切にしていることを知るほど、私たちとの共通点がありました。

MURRALを着ることで、主人公に戻れる。自分自身の「制御」という蓋を取り払い、自分の本心と向き合い表現する。これは、COLOR Againが自分自身と向き合い、自分の色を取り戻すことと共通する点であり、役目を終えたコスメを活用して体感していただきたいことでした。

そのため、今回は「ありのままを身に纏う」を軸に、ホリデーという特別な時期に来場されたお客様へ、届けたいメッセージを考案しました。

“May your days shine with your colors”
この先もあなたの色が輝きますように。

このメッセージはMURRALデザイナーの関口愛弓氏の手によって、MURRALを象徴する美しい花がホリデーらしい仕様でポストカードとして誕生し、お客様の元に届きました。

取り組み内容

22年秋冬コレクション”GRADATION”より着想を得た今回のペイント体験は、MURRALデザイナーの関口愛弓氏が同席し、使われなくなったコスメから生まれた画材”SminkArt”を使用してミニキャンバスにお客様一人ひとりの”GRADATION”を描いていただきました。

年末に差し掛かる時期でもあり、ご自身を振り返る時間や自分に集中しご自愛するような、時間がゆっくりと流れる時間でした。

美大出身のお客様が夢中になって描く姿、アート体験はしたことがないけれど自然と出てきたイメージを黙々と描く姿、ご友人と参加して描くものが全く異なることに驚く姿などを拝見し、体験者の皆様が感じたものをありのままに楽しんできました。

また、双方の取り組みから着想を得て、MURRALのアーカイブ生地を限定ポーチとして生まれ変わらせ、ミニキャンバスを入れてお持ち帰りいただく提案をいただき、一層ホリデー感のある特別な体験となりました。

参加者の声

・試着だけでなくペイント企画も参加できて楽しかった

・身近に使っているコスメが画材になるなんて初めて知った

・MURRALらしいアート体験でとても楽しかった

・アートに触れて素敵な時間になった

・MURRALデザイナーと一緒に体験ができて思い出になった

・コスメのアップサイクルという取り組みにも共感した

・普段できないような体験をすることができ、MURRALのポストカードや巾着と併せて1つの作品のように作り上げることができてとても楽しかった

参画企業からの声

株式会社CEORY
MURRAL デザイナー
関口愛弓 様

私の仕事は物作りです。MURRALのお洋服を着てくださる方はもちろん、作る過程に関わってくださる内部の方々も私達はとても大切にしています。COLOR Againとの取り組みはイベントはもちろんですが、お互いの考え方の共有や色選びなど「作っていく過程」も、とても大切にしていて共感する点が多かったです。

また、生地はどうしてもピッタリ使い切ることができない「もったいない」現象が起きるので、それらを使用したブランド独自の企画を行なっている私達の考えとも、とても素直にリンクさせて頂けたかなと思います。コスメという素材だからこそ表現できる色合いやテクスチャーも含め、イベントでもお客様との会話が自然と広がりました。

今回はミニキャンバスを使用した体験イベントをさせて頂きましたが、布にも自由に絵が描けたりするのも素敵ですね。トートバッグなどに好きな絵を描けるイベントなども楽しそうです。